8月12日
今回の公演を終えて。
自分は以前ピアノを習っていた経験があったので、校舎からオルガンを弾くという小川役をもらえ、久々にピアノの練習をし、本番中は舞台袖からキーボードを弾いていた。
本番前まではさほど緊張はなかったけれど、会場時刻になりお客さんが入って来る様子を袖にあるモニターで見ているとプレッシャーが高まっていく。「自分のミスは劇団に迷惑をかけるし、それは自身の信用を失うことになるからミスはできない」と。
だけども弾き間違えてしまう。
そして幕は閉じ舞台が終わり、その安堵を感じながら何よりも自分がしたミスの自責の念に駆られていると、年江役の生田さんが握手を求めてきてくれた。けれども緊張で掌が汗で濡れていたので、慌てて手を拭いながら「手、ビチョビチョです」と言うと、「かまんッ」とギュッと手を握り「よく頑張ったね」と言ってくれた。その優しさ、温かさはグッと胸に染み入るものがあった。
今回の公演を終えて。
自分は以前ピアノを習っていた経験があったので、校舎からオルガンを弾くという小川役をもらえ、久々にピアノの練習をし、本番中は舞台袖からキーボードを弾いていた。
本番前まではさほど緊張はなかったけれど、会場時刻になりお客さんが入って来る様子を袖にあるモニターで見ているとプレッシャーが高まっていく。「自分のミスは劇団に迷惑をかけるし、それは自身の信用を失うことになるからミスはできない」と。
だけども弾き間違えてしまう。
そして幕は閉じ舞台が終わり、その安堵を感じながら何よりも自分がしたミスの自責の念に駆られていると、年江役の生田さんが握手を求めてきてくれた。けれども緊張で掌が汗で濡れていたので、慌てて手を拭いながら「手、ビチョビチョです」と言うと、「かまんッ」とギュッと手を握り「よく頑張ったね」と言ってくれた。その優しさ、温かさはグッと胸に染み入るものがあった。
8月8日
7月のある日の稽古中の事。先日公演した会場、健軍文化ホールへの入り方法が団員全員に聞かれた。車を持っている人は当然車で行くのだが、自分は免許を持っていないので、いつも稽古場に通う時と同じで自転車で行く事を告げると、先輩が「車で乗せてってあげるけん、ウチまで来なっせ」と言ってくれた。でも、会場の場所が分からないわけでも稽古場より遠いわけでもないので、「わざわざ悪いのでいいです」と断ると、「自転車で健軍に行くまでに事故しても困るし、これは命令!」という先輩の鶴の一声に、「はいッ!」と答え、話がまとまった。他の人から「車で送ってもらう途中で事故にあったりしてね」というツッコミもありながら。
「稽古場まで自転車じゃ遠いからドコソコからなら車で乗せてくよ」と言ってくれる先輩もいて、この劇団「石」にいる人達はとても優しいし、楽しい空間だ。
7月のある日の稽古中の事。先日公演した会場、健軍文化ホールへの入り方法が団員全員に聞かれた。車を持っている人は当然車で行くのだが、自分は免許を持っていないので、いつも稽古場に通う時と同じで自転車で行く事を告げると、先輩が「車で乗せてってあげるけん、ウチまで来なっせ」と言ってくれた。でも、会場の場所が分からないわけでも稽古場より遠いわけでもないので、「わざわざ悪いのでいいです」と断ると、「自転車で健軍に行くまでに事故しても困るし、これは命令!」という先輩の鶴の一声に、「はいッ!」と答え、話がまとまった。他の人から「車で送ってもらう途中で事故にあったりしてね」というツッコミもありながら。
「稽古場まで自転車じゃ遠いからドコソコからなら車で乗せてくよ」と言ってくれる先輩もいて、この劇団「石」にいる人達はとても優しいし、楽しい空間だ。